配信を見ている時に話題になったのでまとめてみる
秦基博さんの曲はギター一本でもイイ感じだから
インディーズのアーティストや
これからその世界を目指す学生なんかに
積極的にカバーされて
配信やら動画やらストリートやら
ライブ会場やらで演奏されている
歌詞の意味が全て明快である必要は無いけど
やっぱりカバーする上で意味を知りたい人も居るようで
ネット上で質問されたりしている
僕も前々からこの曲の意味には疑問を持っていて
MVを見ると更に意味がわからなくなった
ただMVと歌詞がシンクロする必要も無く
そうなっていない曲のMVも実際に多い
さて、まずはご本人はどう言っているか?が重要
インタビューによると(意訳)
アマチュア時代からの曲らしい
最初は「別れの瞬間を描いた」が
ニューシングルとしてのレコーディングの際に歌詞を変えた
旅立った先の未来を意識
恋人だけでなく友達や家族との別れを意識
仮に恋人との別れに限定すると
未練が有る上での別れとなり
思い浮かぶのは
森高千里さんの『渡良瀬橋』とか
そのアンサーソングと言うか
逆の立場からの曲なのか?
で、この歌にはもう一つ次の展開が有る
のちに同名の邦題をつけたフランス映画とコラボする事になる
この映画の内容がシリアスなんだけど
事故で脳死状態になり心臓移植のドナーになる(=肉体の死)
人の恋人と家族や、それにかかわる医師の物語
そのコラボMVが作られています
まさしく本当は別れたくない相手との別れ
後戻りできない、前に進むしかない、受け入れるしかない別れ
なぜならもう彼は帰って来ないのだから
確かに映画の設定は飛躍と言うか後乗せのこじつけなんだけれども
確かにばっちりはまります
もちろん作った時の歌詞本来の意味も有ると思いますが
歌が独り歩きして別の意味を持つ事も有ります
例えばAKBの『365日の紙飛行機』です
色々な生き方が有ってイイよね って歌ですが
卒業したメンバーのお姉さんとの関わりの逸話があります
お姉さんは病気で若くして他界したのですが
生前にこの歌がとっても好きだったと言います
「人生は長さじゃない」んだ
そう、短い人生の終わりを迎えてしまうからこそ
「長さじゃない」事が大切なのです
このお姉さんは元々アイドルになりたかったそうで
その夢をかなえるために妹がアイドルの道に進みました
そしてお姉さんの死期をさとったように
妹はアイドルを卒業していきます
ある公式で出た答えが正しい場合
他の公式にもあてはまってしまう場合が有るんですね
「生きる過程が大事なんだ」という答えは
長く人生を重ねたお年寄りにとっても
何かにチャレンジしてくじけそうな若い人にも
そして残念ながら短い人生で終わってしまう人にも
それぞれの答えとしてあてはまってしまうのです
だから恋の歌も人生に置き換えられたりするんですね
LIVE MUSIC IN THE SHOWROOM
日頃楽しんでいるLIVE配信サービスでのアコギを中心とした楽器生演奏配信。①それぞれに個性のある演奏の配信者さんとその「ルーム」(SRの場合)を紹介(リンク先を網羅)。②YouTubeチャンネル『TERIUSの湘南地撮り《LIVE演奏配信fan》』の紹介③配信者さんへのお役立ち?情報。④取り組んでいる動画撮影に関する研究ネタ。
0コメント